好きなスタルークの台詞思いつくだけ挙げて語る
スタふぇすた2メモリアルブック『みんなのスタルーク』に寄せた自分のアンサー作品では質問「好きなスタルークの台詞・場面をひとつ選ぶなら」へのアンサーとして3つばかり好きな台詞を取り上げて語ったのですが、ほかにも好きな台詞めちゃめちゃたくさんあるなーと語りたくなったので、さらに思いつく限り取り上げて語ってみたいと思います。
民を守るのは僕の務めです。民は国の宝、国そのものですから。
(リーフ絆会話)

これ素敵ですよね。高潔でかっこいいです。ノブレスオブリージュの精神がしっかり身についていることを感じさせます。スタルークはやはり王子様なのです。そして、民を「国の宝、国そのもの」と言い切るとともに、「守るのが僕の務め」というのが彼らしさですね。この崇高な台詞に続くのが「僕みたいな石ころのこと、民はなんとも思っていませんよ」なのも含めて。
7章でオルテンシアにブロディアのイルシオン侵攻をなじられたときにも、
「イルシオンの怪しい動きから、自国を守らないと。民を脅威に晒すわけにはいきませんからね」
と抗弁しています。そういえば戦闘中にスタルークをムーブするときのボイスにも「守らないと…」がありますね。「僕が守ります!」は彼の固有スキル名かつ必殺時の決めゼリフでもありますが、やはりこれこそが彼の基本となる行動原理なのだと思います。…だからこそ、それを失った邪スタルークは哀しく憐れで、そして本編のスタルークに絶対に勝てない存在なのだなあ、なんてことを思ったりもします。
兄上は素晴らしいんです。
頭もいいし、格好いいし、強いし、優しいし、
彼ほど優れた男は滅多にいません!
(ミカヤ絆会話)
すがすがしいほどの褒めちぎりっぷりで、こちらまで笑顔になってしまいますね。ストーリー7章で登場直後の神竜様との対話でもそうですが、兄上のことを誰かに語るスタルークはにっこりと笑顔で、いつになく発言に自信たっぷりなのがかわいいです。
なんか、考え事をしてる風な雰囲気を出してすみません…
そこにいる、アリの行列を見てました…
(ソラネル)
足元のアリを見ていました。我ながら薄暗い趣味ですよね…
でも、一生懸命働いていて立派なんですよ。
(FEHホーム画面)
火が燃えてるの、じっと見てるの好きです…
あっ、暗い趣味ですみません…今すぐ薪になりたい…
(ソラネル)
くすっと笑いを誘う台詞たちです。
スタルークによれば、アリや燃える火をじっと見ているのはどうやら彼にとって「趣味」の時間のようですね。仲間手帖に記載された彼の趣味は「薄暗いところに潜むこと」です。趣味とは…??? となりますが、静かで心落ち着くような状況を好むのが窺えます。
この廃村、なんだか落ち着きます。
辺りの闇に、ずっと紛れていたいです。
(峠の集落)
フィレネ王国内のブロディア国境に程近い廃村。本編ストーリーではスタルーク加入の手前、ユナカ加入の6章マップに後日訪れた際に聞ける台詞です。滅ぼされた集落に心痛める台詞を口にする仲間たちが多い中、こいつは何を言っているのだ?感が漂います。この台詞を言うとき微笑んでうれしそうな顔をしてるのも味わい深いです。峠の集落は月がきれいな荒涼としたマップで、まさにスタルーク好みの場所なのでしょうね。
静かで暗い場所、好きです。気が散らないので。
嫌な思い出も忘れて、目の前の敵に集中できました。
(影の原野)
11章、奪われた指輪の紋章士たちと父の亡骸を残し、辛くも逃げ延びる形で撤退した苦い記憶の影の原野。後に遭遇戦で訪れたときに聞ける台詞です。ここでも静かで暗い場所が好きと言っていますが、この台詞を口にするときのスタルークは真顔です。「嫌な思い出も忘れて」とは言っているけど、静かな闇の中、ひたすらに敵を討つことに集中する裏側には、決して消えないあの日の記憶があるのだろうとも感じさせます。スタルークの持つ仄暗い面や凄みを感じられて好きです。
あ…この料理、僕に似てますね…
みんなの顔を歪ませてしまうところとか…
(ソラネル)
出された料理の出来が悪かったとき、または出来に関係なく苦手な料理を食べたときに聞ける台詞です。初めて聞いたときは何言い出すんだよ!と面白すぎてめちゃ笑ったのをおぼえています。でも「自分がみんなの顔を歪ませてしまった…!」と感じる出来事がたぶん幼い頃とかに何度かあったのかもな、なんて考えるとちょっとせつなくもなる台詞ですね。
城の構造など、手の内を明かしていいのでしょうか…
あ、敵国でもないのにこんなことを考えてすみません…!
(フィレネ城)
フィレネ城訓練後の散策で聞ける台詞です。武力の国の王子らしさがにじむ台詞で大好きです。
不戦同盟を結んでいる=戦うはずのない隣国の城の内部を確認した際、攻め入る場合の戦略を悪気もなくあれこれ考えてしまったのであろうことが窺えます。ちなみにイルシオン城の散策では「随分、守りが手薄な城です。窓にある装飾硝子なんて、襲撃の際すぐに狙われるのに。…でも、綺麗ですね」と語り、ここでもやはり真っ先に襲撃の場合のことを考えているのがわかります。
…僕は、平気です。父上はもう、ここにはおられませんから。
(デスタン大教会)
父を失ったデスタン大教会に、後日遭遇戦で訪れた際に聞ける台詞。ディアマンドが「すまない、ここには…あまりいたくない」と言うのと対をなすように、スタルークはこの台詞を口にするのです。言葉だけを捉えれば、兄よりも弟のほうが立ち直っているようにも思えますが、実のところこの台詞を言うスタルークの表情はとても悲しげで寂しそうで、ぜんぜん平気そうではないのです。きっと神竜様を心配させないように、あるいはここでも「僕よりも兄上を心配して差し上げて」の想いから口にした台詞なのかもしれないな、なんて思うといじらしさを感じます。
神竜様、ルミエル様はきっと美しい場所におられます。
ここで面影を見ても、どうか苦しまないでください…
(グラドロン神殿)
上のデスタン大教会での兄弟の台詞と関連性が高いと個人的に感じているのが、グラドロン神殿での兄弟の台詞です。
大教会で「ここにはいたくない」と言うディアマンドは、グラドロン神殿では神竜様に「肉親を失った場所にいたくはないだろう」と気遣い、大教会で「父上はここにはおられませんから」と言うスタルークは、グラドロン神殿で神竜様に「ルミエル様はきっと美しい場所におられます」と励ますのです。
亡くなった父はきっと今は美しい場所にいるのだと自分を納得させたのかなと思うと、健気さとともに強さを感じます。
船旅は、少しだけわくわくします。
あ、僕なんかがニタニタ笑ってて不快でしたよね。
(イルシオン航路)
自分は立場もあって旅をする機会は少ないとセアダスとの支援でも言っていましたが、船で遠出するような機会はおそらくあまりなかったのでしょう、思わず笑顔になってしまうほどには心躍ってるの、年相応の少年らしさが垣間見えてかわいいですよね。あとイルシオン航路の船上では船酔いでやられてる人たちも多い中、気分良さそうにしてるところに身体能力の高さも感じられます。
悲しいときは悲しんでください…
僕も、そうしますから。
(ザフィーア支援)
これも、スタルークの悲しみとの向き合い方を感じさせる台詞で好きですね。スタルークは自分の感情に対してとても素直な感じ。ザフィーアは加入時期がストーリー終盤なので、彼女との支援はメインストーリーに顔出ししなくなってからのスタルークのその後の心情などを補完する重要な会話の一つだと思います。この時期になると母を思いやったり、笑顔で父の墓前に料理を供えようと提案したりするぐらいには父の死を受け止めて前向きに進もうとしているのが感じられます。
僕だっていつかは兄上のように…
いいえ、兄上を越えてみせますから
(ディアマンド支援)
尊敬する大好きな兄に「兄上を越えてみせます」と宣言するの、すごい覚悟だと思います。スタルークはあだやおろそかな気持ちでそんなこと口にするような性格ではないので、これはおそらく本気。本気で兄を越えてみせる気でいると思うのです。そしてそれは、兄を守り抜くという決意の表れなのです。美しいです。大好きです。
わかりました…って言えたらいいのですが、
本心ではそう思っていないので…
(リュール支援)
神竜様に「私とあなたの命の価値は同じです」と言われて返したのがこの台詞。これ初めて聞いたときは「その言葉、受け入れないんだ!?」ってびっくりしたのを憶えています。普段は自信がなくて謙虚なのに、こうと決めたことに関してはたとえ神竜様の言葉であっても、自分の本心を曲げるつもりはないと言い切るのがスタルーク。そんな頑なさを持ち合わせているのが感じられる台詞で好きですね。
僕たちは、国王にはなりませんよ。
消極的な意味で言っているのではありません。
万が一…そうなれば役目は果たします。でも…
(セリーヌ支援)
アンケートでも人気の高さが窺えたセリーヌ王女との支援会話。私ももちろん大好きです。
「僕たちは、国王にはなりませんよ」には望まぬ未来には決してさせないという強い意志や覚悟をこめて、自分と似た立場のセリーヌを励ます言葉になっているのです。その一方で「万が一…そうなれば」に続く言葉が「役目は果たすつもりです」とか「役目は果たすでしょう」のようなふわっとした言い回しではなくて「役目は果たします」と言い切ってる点にも着目したいところ。そうならないように戦い抜く覚悟と合わせて、万が一そうなったときの覚悟も決まっていることが窺えます。
…そんなことにはなりません。
兄上は僕がお守りしますので。必ず。
(8章)
これは説明不要ですよね。おそらく皆さん大好きな台詞だと思います。モリオン王の「儂に加え、さらにディアマンドに何かあったらお前が国を治めるのだぞ」の言葉を受けて口にする台詞です。頼りなさそうに見えて言うべきときにはきちんと自分の意志を口にできるスタルークの強さを感じさせる場面で大好きです。この台詞自体も好きですが、この少し前、ディアマンドが父を失うことを怖れていると打ち明けたのを、「兄上…?」と意外そうにじっと見つめる場面が私はすごく好きで…そこからのこの台詞なのがたまらなく良いと思ってます。

イルシオンとの決戦…僕もしっかりしないといけません。
父上と兄上が、ご無事で帰還できるように。
(8章散策)
ひとつ前に挙げた父と兄との対話の場面の後、戦闘後散策パートで聞ける台詞です。
父と兄を守るために、自分もしっかりしないといけない、っておそらく自分に言い聞かせるように言っているのです。健気です。7章の終わりでは、「もし父上と兄上に何かあったら、僕は…」と言い淀んでいたところから、8章戦闘後の父と兄との会話を経ての「僕もしっかりしないといけません」なのかなと思うと、彼にとってやはりあの8章戦闘後の会話は相当大きなインパクトを持つものだったのだろうと感じます。そこで誓った言葉を一生涯、守り抜くほどなのですから。
父上が心配です。でも…気をしっかりと持たないと。
僕よりも、兄上の心配をして差し上げてください。
(9章ソラネル)
メモリアルブックのアンサー作品でも取り上げた好きな台詞です。冊子ではこの台詞単体としての良さを語りましたが、一連の流れとして、7章「僕は…」→8章「僕もしっかりしないと」→9章「僕がしっかりしないと(意訳)」ってどんどん覚悟決まっていく感じが胸に響きます。
兄上にこの役目はきっと、辛すぎて傷になる。
だから僕が…僕が…
僕があなたを討つ!!
最後に、これだけは…届くでしょうか、
今までありがとうございました、父上。僕は…
あなたのことが大好きです…ずっと
(10章戦闘)
これも説明不要ですよね。異形のモリオンとの戦闘前に聞ける名台詞です。
最後に「あなたのことが大好きです…ずっと」って言うとき、そこまでの険しい表情が一転して優しい笑顔になるの、もう、ぎゅーってせつなくて打ちのめされるような気持ちになります。大好きな父上を自分の手で討たなければならない辛さを痛いほど感じていて、だからこそ兄上にそんな役目を負わせるわけにはいかない、というこのスタルークの優しさと強さよ。ひとつ前に書いた、覚悟が強まっていく流れからのこの台詞だというのがとても悲しく美しく、こんなんスタルーク大好きにならないわけないじゃん!! と初めて見たとき思ったの憶えてるし、今も本当にそう思います。こんなん大好きにならないわけないじゃん。(それで「うああんスタルーク…!!!」って涙してソラネルに戻ってきて発生してたリュールとの支援会話見たらオオカミに土下座してた落差も忘れられません)
兄上は悔しくないんですか!?
こいつのせいで父上は…死んだようなものなのに!
(11章)
かなしみの大教会から辛い撤退を経て、アイビーを仲間として受け入れることに猛反発する場面。ここも最高ですよね! アイビーのことは「こいつ」呼ばわりだし、兄上にも食ってかかる勢いで、そこまでの控えめなスタルークらしからぬ剣幕。スタルークは気弱そうに見えて実際はとても頑固というか意志が強いというか、こうと決めたことは頑なに譲らないところがあるのがこの場面ではっきりと印象づけられますね。メタなことを言えば、ここでスタルークが反発する気持ちを爆発させる場面があるからこそ、プレイヤーもそれまで敵として戦ってきたアイビーを仲間として受け入れるストーリー展開に対するモヤモヤ感みたいなのを一緒に消化して受け止めやすくなっている気がしています。
僕は…まだそこまで、割り切れません。
父上に、もう会えないんですよ…
(11章)
割り切れない理由、結局のところ「(大好きな)父上にもう会えない」という悲しみが根底にあるの、かわいそうできゅんとなりますね。最初に撤退を拒んだ理由もスタルークは「父上を置いていきたくない」でしたからね……。
…兄上のお心が心配です。
考えないようにするほど、立ち直れなくなりますから…
(15章)
15章戦闘後散策。ヴェイルに「お前を見ると父上を失った屈辱が蘇る」と告げ、その後の散策で神竜様に「思い出さないようにしていたのだが…」と苦しみを打ち明けるディアマンドの様子を見て、スタルークが神竜様にそっと語る台詞です。
これもスタルークの考え方が垣間見える大好きな台詞で、アンケートの「好きな台詞を一つ挙げるなら」に私はこの台詞を選んで回答したのでした。
ディアマンドがつらい記憶や悲しみの感情を抑え込んで忘れるべきだと考えているのと対照的に、スタルークは悲しみから目をそらさずひたすら向き合って考えて、先に挙げた「父上はもうここにはおられません/美しいところにおられます(だから悲しむべきではない)」というような彼なりの結論にたどりついたのかなと思います。
父上のこと…すみませんでした。
亡骸すら…城への帰還は叶わなかった。
ですが、これ以上ブロディアの皆を悲しませない。
兄上を守り、僕も生きて戻ります…必ず。
(19章)
19章戦闘中、ザフィーア加入のお迎えをスタルークに行かせたときに聞ける台詞です。ザフィーアのお迎えはディアマンドや神竜様でも可能ですが、贔屓目抜きにスタルークとの会話が一番アツいと思ってます。
ここでも、スタルークは本当に父上を連れて帰りたかったのだと伝わります。
そして、8章では「兄上は僕がお守りしますので。必ず」「父上と兄上が、ご無事で帰還できるように」だったし、身を挺しても兄を守るつもりだと言ったセリーヌに、わからない考えではないでしょうと問われ同意をみせていたスタルークが、ここで「僕も生きて戻ります…必ず」と口にするのが感動的なのです。自分が死ねばまたブロディアの皆を悲しませることになると、ある意味で自己肯定していると言えます。
ブロディア王家の婚礼の儀は、荘厳で、意外にも華々しいものなのですよ。両親の幸せそうな肖像は僕の憧れです。
(FEHホーム画面)
FEH花婿スタルーク(繊細なる花婿 スタルーク)がランダムで言う台詞の一つ。婿スタルークの台詞はどれも興味深く味わい深いのですが、この台詞は特に好きです。「両親の幸せそうな肖像は僕の憧れ」設定はかわいくていろいろと妄想が捗りますね!
贈り物も嬉しいですが…あなたと誕生日を過ごせるのが、僕にとっては一番の喜びなんですよ。知っていましたか?
お誕生日おめでとうございます。今日をずっと楽しみにしていたので…後で僕だけに祝わせてくれますよね…?
(ソラネル)
パートナーになったスタルークの誕生日に贈り物をしたときに聞ける台詞と、神竜様の誕生日にソラネルで話しかけたときに聞ける台詞です。パートナーのスタルークは、普通の日にソラネルで話しかけたときにも「話しかけてもらえただけで嬉しいのに、このまま二人でいたいなんて思ってしまう僕を許してください…」なんて言ってきて、二人で一緒に過ごしたい、大好きなパートナーを独り占めしたい、みたいな気持ちを控えめながらもしっかり伝えてくるところが最高なのです。特に自分の誕生日に、一緒に過ごせるのが一番の喜びと告げた後の「知っていましたか?」がすごく好き。問いかけの形で「誕生日を二人で過ごす時間をください」って言ってるよね。
僕の弱い部分を見せても惑わされはしません。
…僕は、自分自身に打ち克ってみせる。
(邪竜の章3 戦闘)
ここから唐突に邪スタルークの好きな台詞編です。
本編スタルークとの戦闘前会話、本編スタルークをして「えええ…かっこいい…」と言わしめた台詞です。
邪スタルークくんは、自分に弱い部分があることをわかっていて、それに打ち克ってみせると言い切る強さも持ってる。けど、スタルークの弱気や卑屈さは、他者への敬意が大きすぎるゆえのもので、それこそが彼の強さの源でもあるというかそれゆえの「僕が守ります!」だとも言えるもので…。邪スくんは弱い自分と訣別することで、本来の強さの原動力だったものも手放してしまったのかもしれないなあなんて思うと悲しくて可哀想なのです。だっておそらく彼は、そうせざるを得なかったのでしょうから。
お前、何者ですか。
先程から気になっていたんです。
亡くなった神竜様に成り代わって、目的は何ですか。
(邪竜の章3 戦闘)
リュールとの戦闘前会話。「お前、何者ですか」って、「お前」呼ばわりしつつ敬体(です・ます調)で話すちぐはぐさが笑えるのですが、この台詞で着目すべきは、邪スくんが目の前に現れた人物は自分たちの神竜様ではないと見抜いているところです。邪フィレネ王族も邪ディアマンドも、異形兵となったかと思いこそすれ別人だとは思い至っていないのに、邪スタルークだけは直接対峙するよりも前、遠目で見ていたときから別人だと気づいてる。スタルークらしい洞察力の高さや目の良さを邪スタルークも持ち合わせているのがわかります。関連して、邪スくん登場のシーンでは、直前で人の気配に敏感なところを見せていたセレスティアに「うそ…気配がしませんでしたわよ!?」と言わせていたりもするので、心情や言動に関する部分以外の性質みたいなところは本編スタルークと邪スタルークそっくり同じなのかなと感じます。
命ばかりは、お金を積んでもなんともなりません。
こんなに何度も苦しむのなら…
僕があの時死ねばよかった。
皆に、シトリニカに生きていて欲しかった…!
(邪竜の章3 戦闘)
シトリニカとの戦闘前会話。うっ、読み返したら辛くなってきた…。この台詞を受けたシトリニカが「この世界のあなたは自信家に見えて、根っこはわたしの知るスタルークにそっくり」というように、ああ、やはりこの子はスタルークなのだ、と感じさせる哀しい台詞です。邪竜の章3で聞ける邪スタルークの戦闘前会話は基本的に強気なのですが、対シトリニカの会話だけは弱いところというか本音をさらけ出している感じがあって、個人的に邪スタルーク考察の重要なカギの一つでした。

ありがとう…これ以上醜態を晒すぐらいなら…これで…
…兄上、良い弟でなくて…ごめんなさい…
(邪竜の章6 戦闘)
撃破されて最期に言い残す言葉です。邪スタルークくんの兵種「EXロード」のフレーバーテキストには「誇りを失い、騎士道を忘れた者」とあるのですが、その状態を「醜態を晒している」という自覚があったのかな…なんて思います。そして本当の最後に言い残す言葉が「…兄上、良い弟でなくて…ごめんなさい…」なのが衝撃的でね。そこまでは、これは鏡写しの世界の真逆のスタルークゆえに兄を見下し、自分が王となる未来を望み、兄の暗殺を企てる弟なのだ…と解釈していたので、「は? なんで最期にそんなこと言うの!?!?」ってわからなくなってめちゃめちゃいろいろ考えました。考えた末に邪スタルークの「僕が殺します」は救いのないあの世界における「(殺すことで)僕が守ります」だったのでは? みたいな妄想にたどり着いて、その後、それで小説を書いたし邪スタ本も作りました。なんならン10年ぶりに絵とか描いてみる気になって、最初に描いてアップした絵は邪スタルークだったのでした。そのきっかけになった台詞これなんだな、…と今改めて感慨深く思い返しています。
ここまで読んでくださりありがとうございました。メモリアルブックに掲載したアンケート回答のコメントやアンサー作品には、ここに上げたものとはまた違う文章や絵を載せております。メモリアルブック『みんなのスタルーク』は、私以外の大勢のアンケート回答者様およびアンサー作品寄稿者様方のスタルーク語りや絵もたっぷりと詰まった一冊なので、ご興味ある方はぜひ手にお取りいただければ幸いです。
あと私の個人誌既刊、邪スタ本とディアスタ本もまだ在庫あります。どちらも2次創作の小説メインの本ですが、原作に関する考察っぽい雑文も載せております。メモリアルブックと一緒に注文入れていただければ同梱できますので、この機会に読んでやろうかという方はぜひ! よろしくお願いいたします。